札幌市北区 N様邸 / 外壁・付帯設備塗装工事

札幌市北区、N様から外壁・付帯設備塗装の工事を、ご依頼いただきました。

この度、施工をさせていただいたお客様のお家は、住宅メーカー「ジョンソン ホームズ」さんのお家になります。

今回、お見積りをするにあたりまして、お客様のご要望は、塗装工事の費用を極力抑えた塗装工事にしたいという点と、お家の既存の外壁は砂壁タイプの外壁になりますので、既存の仕上げにより近ずける、外壁塗装にしたいというご要望でした。

お客様が弊社にお見積りのご依頼をしていただく前に、ジョンソン ホームズさんの方に一度お見積りをご依頼したそうなのですが、ジョンソン ホームズさんがお客様にご提案した内容は、海外の塗料を使用してのお見積りでしたので、費用の面で予算が合わなかったとの事でした。

お客様のご要望にお応えできる仕上がり、お見積りになりますように、外壁塗料の商品を調べ上げた結果、とても素晴らしい塗料を見つける事ができました。その外壁塗料の商品は、日本ペイントさんが、2022年9月に新しく発売した「パーフェクトトゥルーマット」という商品でした。こちらの塗料は、既存の砂壁外壁により近い仕上がりになる「真のつや消し」塗料で、さらに既存の砂壁塗料より耐候性が高く、防藻・防カビ性があり、外壁に汚れが付きにくい高機能な特性を持ちます。(こちらをクリックしますと、塗料の詳しい説明がご覧になれます。)

こちららの塗料をお客様にご提案をさせていただいた結果、塗料の特性をご理解いただきまして、工事金額の面でもご納得していただけましたので、弊社に塗装工事のご依頼をしていただけました。

施工をするにあたりましては、軒天ボードの破損箇所や軒天プレートが落下しそうになっていた箇所がありましたので、お取引先の大工さんに大工工事のご依頼をし、大工工事を施工してからの塗装施工となりました。

塗装の施工では、外壁のモルタル、塗料の劣化が激しく進行していた箇所がありましたので、外壁モルタルの補修作業をしてからの塗装施工となりました。

また塗装施工後は、ベランダの防水と一部外壁補修の施工もご依頼をいただきました。ベランダ防水に関しましては、お取引先の防水屋さんに工事のご依頼をし、外壁補修に関しましては、お取引先の大工さんに工事のご依頼をしました。

施工内容は、大工工事・外壁・軒天・唐草・鉄部・破風・基礎・玄関ドア・物置・物置前スロープ・屋根洗浄・屋根コーキング・屋根補修・ベランダ防水・一部外壁補修になります。

以下、施工写真です。

大工工事

軒天ボード 新規張替え

軒天ボードの破損箇所を確認しましたので、お客様にご相談のうえ、大工さんに修繕のご依頼をいたしました。

 

破損箇所がある軒天ボードは、新規のボードに張替えをしました。

 

軒天プレート補強

軒天プレートが、金物に適切に固定されておらず、落下の危険があることを確認しましたので、お客様にご相談のうえ、大工さんに修繕のご依頼をいたしました。

 

 

L字アングルを使用して、軒天プレートをしっかりと固定し、プレートの落下防止をいたしました。

 

 

 

施工前写真

         

 

飛散防止ネット架け

 

近隣の方々にご迷惑をお掛けしないように、必ず飛散防止ネット架けをしてから作業工程に入ります。

 

塗装工事

外壁

・ケレン作業

ケレン作業前

   

上の写真を見て分かるように、外壁にクラックや旧塗料塗膜が浮き上がっているのが見て分かります。

この様な状態でケレン作業をしないまま塗装をしてしまいますと、すぐに浮いている箇所から塗装が剥がれてしまいますので、外壁クラック・旧塗膜の剥がれ・浮いてる箇所は全てサンダーを使用し入念に落としていきます。

 

ケレン作業

 

外壁クラック・旧塗膜の剥がれ・浮いてる箇所以外の外壁面も、必ずケレン作業をします。

 

ケレン作業後

 

 

・高圧洗浄

 

ケレン作業後、高圧洗浄を行い蓄積された外壁の汚れやコケ、ケレン作業で出た外壁の破片などを洗い流します。

 

・外壁モルタル補修

➀ シーラー塗布

シーラーに使用した塗料は、日本化成さんの「NSハイフレックスHF-1000」を使用しました。

 

② モルタル補修作業

モルタル補修で使用した材料は、ダイフレックスさんの2液型「ダイヤ カチオンフィラー」を使用しました。

 

・外壁クラック補修

➀ シーラー塗布

シーラーに使用した塗料は、エスケー化研さんの「水性ミラクシーラーエコ」を使用しました。

 

② クラック補修作業

クラック補修で使用した塗料は、エスケー化研さんの「ベルアート」を使用しました。

 

クラック補修後

   

 

・コーキング

施行前

   

 

➀ コーキング撤去

 

 

② バックアップ材 挿入

 

適切な深さで、三面接着コーキング施工を行なう為に、バックアップ材を使用しました。

 

③ バックアップ材 挿入後、下地とコーキングの密着性を高める為に、必ずプライマー処理を行います。

 

 

④ コーキング剤の打込み作業

壁側の奥にまで、均等に隙間なくコーキング剤を注入する事を意識して打ち込みます。

 

⑤ コーキング仕上げ作業

 

【コーキング施工完了】

     

 

・外壁 模様付け

モルタル補修、クラック補修後の箇所に、模様がないため模様付けをします。

モルタル壁の模様の付け方は、「リシン」・「スタッコ」・「吹き付け」・「左官仕上げ」と大きく分けて4種類があります。

今回施工した住宅の仕上げ方は、「吹き付け」になります。

 

➀ 下地調整(ケレン作業)

 

補修後の箇所を、再度ケレン作業を行います。

 

② シーラー塗布

シーラーに使用した塗料は、エスケー化研さんの「水性ミラクシーラーエコ」を使用しました。

 

③ 吹付け作業

吹付け作業で使用した塗料は、エスケー化研さんの「ベルアート」を使用しました。

 

【模様付け施工完了】

   

 

・下塗り前の下地処理

塗料との密着性を高めるためにコーキング部分・サッシ等に、下の写真の下地調整剤を使用しました。

使用した塗料は、東日本塗料さんの「エクセルプライマーⅡ」になります。

   

 

・下塗り

下塗りで使用した塗料は、日本ペイントさんの「パーフェクトサーフ」になります。

※ALC・モルタル壁は、壁自体が呼吸しているため呼吸系の材料になります。

こちらの下地材は、きめが細かいので上塗りの吸い込みが少なく、仕上がり感に優れていて、さらに防藻・防かび機能を持ち、ヘアクラックを埋める特性をもっています。

※ヘアクラック=外壁に発生する、細いひび割れの事を言います。

 

 

【下塗り完了】

   

 

・中塗り

中塗りで使用した塗料は、日本ペイントさんの「パーフェクト トゥルーマット」になります。

※ALC・モルタル壁は、壁自体が呼吸しているため呼吸系の材料になります。

 

塗膜を厚付けするために塗料の希釈量を極力減らし、塗料をたっぷりと均等に塗装することを意識して丁寧に塗り込みます。

 

【中塗り完了】

   

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、中塗りで使用した同じ塗料になります。

 

中塗りと同様に、塗膜を厚付けするために塗料の希釈量を極力減らし、塗料をたっぷりと均等に塗装することを意識して丁寧に塗り込みます。

 

【施工完了】

       

 

軒天

・施行前

 

 

・ケレン作業

 

・高圧洗浄

 

・下塗り

下塗りで使用した塗料は、日本ペイントさんの「ケンエース G-Ⅱ」になります。

 

【下塗り完了】

 

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、下塗りで使用した同じ塗料になります。

 

【施工完了】

 

 

唐草・鉄部

・施工前

 

 

・ケレン作業

 

 

・高圧洗浄

 

 

・下塗り(サビ止め)

下塗りで使用した塗料は、エスケー化研さんの「マイルドサビガード」になります。

 

 

・上塗り前の下地調整

仕上がりを良くする為に、再度ケレン作業を行います。

 

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、エスケー化研さんの弱溶剤2液型「ルーフスターSi」になります。

 

【施工完了】

   

 

破風

・施工前

 

 

・ケレン作業

 

 

・高圧洗浄

 

・下塗り(サビ止め)

下塗りで使用した塗料は、エスケー化研さんの「マイルドサビガード」になります。

 

【下塗り完了】

 

 

・上塗り前の下地調整

仕上がりを良くする為に、再度ケレン作業を行います。

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、日本ペイントさんの弱溶剤2液型「ファイン Si」になります。

 

【施工完了】

   

 

基礎

・施行前

 

 

・高圧洗浄

※ケレン作業後に施工

 

・クラック補修

補修前

 

補修後

 

・下塗り

下塗りで使用した塗料は、エスケー化研さんの「水性ミラクシーラーエコ」になります。

 

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、エスケー化研さんの「サニービルドEX」になります。

 

 

【施工完了】

 

 

玄関ドア

・施行前

 

・ケレン作業

 

・高圧洗浄

 

・下塗り

下塗りで使用した塗料は、和信さんの「ガードラック アクア」になります。

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、下塗りで使用した同じ塗料になります。

 

【施工完了】

 

物置

・施行前

 

 

・ケレン作業

 

 

・高圧洗浄

 

・下塗り(白色部分)

下塗りで使用した塗料は、和信さんの「ガードラック アクア」になります。

 

【下塗り完了】

 

 

・上塗り(白色部分)

上塗りで使用した塗料は、下塗りで使用した同じ塗料になります。

 

 

・下塗り(赤色部分)

下塗りで使用した塗料は、PPGインダストリーズさんの「オリンピック マキシマム ソリッド」になります。

 

【下塗り完了】

 

 

・上塗り(赤色部分)

上塗りで使用した塗料は、下塗りで使用した同じ塗料になります。

 

【施工完了】

   

 

物置前スロープ

・施行前

 

・ケレン作業

 

・塗装前清掃

 

・下塗り

下塗りで使用した塗料は、和信さんの「ガードラック アクア」になります。

 

【下塗り完了】

 

 

・上塗り

上塗りで使用した塗料は、下塗りで使用した同じ塗料になります。

 

【施工完了】

   

 

屋根洗浄

・施行前

   

 

・高圧洗浄

 

 

【施工完了】

   

 

屋根コーキング

・施行前

 

 

➀ コーキング撤去

 

② コーキング撤去後、下地とコーキングの密着性を高める為に、必ずプライマー処理を行います。

 

③ コーキング剤の打込み作業を行った後、コーキングの仕上げ作業をして施工完了になります。

 

【施工完了】

   

 

屋根の部材補強

屋根の部材が取れかかっていたのを確認しましたので、お客様にご相談のうえ、耐久性の強い両面テープを使い補強いたしました。

 

 

施工写真

 

 

 

ベランダ防水

ベランダ土間のモルタルの劣化状況が進行していた為、お客様にご相談のうえ、防水屋さんに修繕のご依頼をいたしました。

 

このまま放置してしまいますと、表面・クラック等の隙間から雪水・雨水が入り込み、モルタル内部にまで水分が浸透し溜まってしまいます。最終的には内側・外側ともにモルタルが崩壊することが考えられます。

 

・施行前

   

 

以下、防水工程になります。

① 下地施工

 

【下地施工完了】

 

 

② 防水塗装

 

【防水施工完了】

 

 

一部外壁補修

外壁の一部に破損箇所がありましたので、お客様にご相談のうえ、大工さんに修繕のご依頼をいたしました。

 

施工後の写真になります。

 

最後に部材の周りをコーキングで施工いたします。

 

これで、工事完了になります。

 

 

施工前と施工後の比較写真

                                                           

 

最後に

本工事の『塗装工事施工保証書』と『作業報告書』を作成し、工事で使用した材料の『タッチアップ材』をお客様にお渡しします。

 

 

こちらで、N様邸の外壁・付帯設備塗装工事は完了です。

N様、この度は弊社に塗装工事をご依頼していただき、誠にありがとうございました。

 

弊社は、外壁・屋根塗装の塗装工事だけではなく、お客様の住宅の付帯設備他、小さな物から一点一点ご依頼をお受けしておりますので、お気軽にご相談下さい。宜しくお願いいたします。

※付帯設備=ホームタンク・手摺・物置・基礎 他、外壁屋根以外の付属設備の事を言います。