日本ペイント 水性ラジカル制御型 つや消し塗料 「パーフェクト トゥルーマット」のご紹介
この度、皆様方に是非ご紹介させていただきたい、素晴らしい新時代の塗料がございます。
その塗料とは、ラジカル制御型ハイブリット塗料になります。
今回、ラジカル制御型塗料の商品の中で、皆様方に例としてご紹介させていただきたいのは、日本ペイントさんが2022年9月に発売をしました、新商品「パーフェクト トゥルーマット」といいます商品になります。
まず、ラジカル制御型塗料とは、ラジカルを制御することで塗膜の劣化を防ぎ耐候性を高くし、チョーキング現象を防ぎます。その結果、美観も高まりますので、長持ちすることが実現できます。
従来、一般的に使用されているシリコン塗料の耐用年数は、8年~10年と言われておりますが、ラジカル制御型塗料になりますと、12年~14年という耐用年数があります。この長寿命が、塗り替えの頻度を減らし、メンテナンスコストの削減にも繋がります。
この度、ご紹介いたします新商品「パーフェクト トゥルーマット」は、これまでの常識を覆す「つや消し」塗料でありながら、高耐候性、防藻、防カビ性能を持つ、ラジカル制御型塗料になります。従来の「つや消し」塗料には無かった次世代の機能性を実現しました。
従来の「つや消し」塗料は、つや有りの塗料をベースに作られるため、どうしても僅かな「つや」が残り、塗装をする際に起こるローラー跡の「つやムラ」が避けられませんでした。しかし、「パーフェクト トゥルーマット」は、つや消し塗料としてイチから開発され、緻密な塗膜構造により、従来のつや消し塗料に見られた「奥つや」と呼ばれる僅かな「つや」も残こしません。その結果、「つやムラ」や「塗りムラ」といった不具合を徹底的に軽減し、これまでに無い美しい仕上りを可能にします。
これまでの住宅塗装では、基本的には「つや有り」塗料が使用されてきましたが、真のつや消し塗料「パーフェクト トゥルーマット」の登場により、今までには無かった落ち着いたマットな質感が実現し、住宅の外観を一段と上品で上質のある印象に仕上げることが実現できるようになりました。
ラジカル制御型塗料(パーフェクト トゥルーマット)は、これまでにない次世代の塗料であり、従来の塗装に対する新たな選択肢を提供します。
以下、その具体的な塗料の特徴や施工事例も交えて、詳しく「パーフェクト トゥルーマット」のご説明をいたします。
※今回は、ラジカル制御型つや消し塗料のご説明になりますが、ラジカル制御型つや有り塗料もございます。
商品説明
そもそも「つや(艶)」とは…
「つや」とは、塗装後に見える塗料の光沢のことを指します。
塗料のつやには、「つや有り」「7分つや」「5分つや」「3分つや」「つや消し」と5種類があり、光の反射率によって、つやの種類が分かれています。
塗膜に光を当てますと、光は様々な方向に反射をしますので、塗膜と正反対に反射する光の量が多いと「つや有り」、少ないとマットな「つや消し」と呼ばれる状態になり、見た目の印象が大きく変わります。
「つや有り」を、外壁に塗装をしますと、ピカピカとした塗り立ての新しい印象を受けますが、その一方で経年劣化と共につやが失われる傾向があります。
一方「つや消し」は、落ち着いた雰囲気で、マットな質感が変わることなく、上質で上品な印象が長く続きます。
これまでの「つや消し」塗料では…
・汚れが付きやすい
塗膜の光沢感を無くす為には、光の反射を抑えなければなりません。
反射を抑える為には、塗料に不純物を混ぜて凹凸を作ります。その結果、発生した凹凸に汚れが溜まり、黒ずみなどの汚れの付着原因となります。
・ムラが発生しやすい
もともと「つや有り」の塗料に、不純物を調合して「つや」感を無くすため、しっかりと塗料を混ぜなければムラが発生してしまいます。
また、塗装をする際にも丁寧かつ均一に塗らなければ「塗りムラ」の原因となってしまいます。
しかし「パーフェクトトゥルーマット」は…
”6つの特徴”で、外壁を美しく守ります!
1.真のつや消し
パーフェクト トゥルーマットは、僅かなつやも残らない、「真のつや消し」塗料です。
多くのつや消し塗料は、つや有りの塗料をベースに作られるため、どうしても僅かな「つや」が残りますが、パーフェクト トゥルーマットは、イチからつや消し塗料として開発。緻密な塗膜構造で、いわゆる「奥つや」と呼ばれる僅かな「つや」も残りません。
※一般水性外装用シリコン塗料(つや消し)とパーフェクト トゥルーマットの「つや」の比較
2.優れた耐候性
日本ペイントさんが、業界に先駆けて開発をしました「ラジカル制御技術」を採用。
「ラジカル」とは、塗料に含まれている顔料に、酸素・水・紫外線などが触れることによって発生する、劣化因子の事です。
つまり、「ラジカル」は、外壁や屋根の塗膜が劣化してしまう原因の一つで、塗膜の劣化による「チョーキング現象」を発生させます。
「チョーキング現象」とは、紫外線によって塗料が劣化し、粉化してしまう事を言います。
下の写真を見て分かるように、「チョーキング現象」が発生した外壁を手で触ってみますと、粉化した粉が手に付着します。
このラジカルの発生を制御する塗料のことを、「ラジカル制御型」と呼んでいます。
さらに、一般的に使用されているシリコン塗料の耐用年数は、8年~10年と言われておりますが、ラジカル制御型塗料の耐用年数は、12年~14年とシリコン塗料を超える高耐候性がありますので、シリコン塗料よりも色の変化が起こりにくく、キレイな外観を長く維持することができます。外観を長く維持することで、塗り替えの頻度を減らし、メンテナンスコストの削減にも繋がります。
3.割れにくい
塗料の顔料を多く配合していることで、割れやすい傾向のある「つや消し塗料」ですが、パーフェクト トゥルーマットは、特殊顔料を採用することで「塗膜強度向上によるヘアクラック(ひび割れ)制御」と「緻密な塗膜構造による優れた仕上り性」を両立しています。
4.ムラになりにくい
僅かにつやがある塗膜の場合、塗装をする際のローラー跡が「つやムラ」として残ることがありますが、パーフェクト トゥルーマットは、完全なつや消しにすることで吸い込み差による「つやムラ」を軽減し、仕上りの良さに繋がります。
5.汚れが付きにくい
つや消し塗料は、表面に細かい凹凸があるため、汚れが付きやすいと思われがちですが、パーフェクト トゥルーマットは、汚れが付きにくく、外壁を美しく保ちます。
6.防藻・防カビ
防藻、防カビ機能で、藻やカビの発生を制御し美観を維持します。
さらに、オプションで強力防カビを選択することも可能で、もともと備わっている防カビ機能の効果を、より高めることも可能です。
※ オプションの強力防カビは、別途オプション料金がかかります。
このような外壁に「パーフェクト トゥルーマット」はお勧め
・つや消し外壁の塗り替えに。
例えば、モルタル外壁の「リシン仕上げ」「スタッコ仕上げ」「砂壁仕上げ」など。
リシン仕上げ
スタッコ仕上げ
砂壁仕上げ
・サイディングボードの塗り替えにも。
・その他、マットでナチュナルな仕上がりにしたい場合に。
下塗り塗料も「パーフェクト」シリーズを使用し、さらに美しい仕上がりに…
塗装をする上で、仕上がりを左右する重要な工程が、「下塗り」です。
下塗りは、塗装面に下塗りを行うことにより、下地と上塗りの塗料がしっかりと密着し、長期間にわたって耐久性を保つことができます。
さらに、下塗り塗料を下地に塗装をすることで、下地の表面に均一な塗膜を形成し、その上に上塗り塗料が安定して塗装することができます。この均一な塗膜によって、上塗りの塗料がムラなく塗装され、美しい仕上がりに繋がりますので、「下塗り」はとても大事な工程になります。
日本ペイント「パーフェクト」シリーズの下地材塗料の中で、主に外壁塗装で使用される2つの塗料をご紹介いたします。
・パーフェクト サーフ
「パーフェクト サーフ」は、窯業系サイディングボード改修用下塗材として販売されています。
窯業系サイディングの外壁に適しているのが特徴ですが、その性能は、モルタルやコンクリート、ALCでも発揮できるとされていることから、使用範囲が窯業系サイディングの外壁に限定されることがなく、幅広い下地に適した下塗り塗料になります。
性能としましては、微弾性機能があることから、外壁の劣化症状に見られるヘアクラック(細かなヒビ割れ)や巣穴(1mm~5mm程度の小さな穴)などを埋める性能があり、加えて防藻・防かび機能も備えています。
特許技術でもある強固な付着性能も大きな特徴で、塗り替え前の旧塗膜と科学的に結合することで、高い密着性が出来上がり、上塗り塗料の耐候性を支える大きな役割を担います。
さらに、塗料のキメが細かいので、上塗り塗料の吸い込みが少なく、仕上がりに優れているため、上塗りを美しく仕上げることができます。
「パーフェクト サーフ」の商品説明をご覧になりたい方は、こちらをクリック
・パーフェクト フィラー
「パーフェクト フィラー」は、モルタルやコンクリートといった下地に適した下塗り塗料になり、シーラー(下地と上塗り塗料の密着性を高める塗料)とフィラー(ヘアクラックや巣穴を埋めることができる下地調整材)の機能を兼ね備えているので、モルタルやコンクリートの様々な下地と旧塗膜に使用できます。
性能としましては、パーフェクト サーフ同様に微弾性機能があることから、外壁の劣化症状に見られるヘアクラック(細かなヒビ割れ)や巣穴(1mm~5mm程度の小さな穴)などを埋める性能を備えており、加えて下地の遮蔽能力にも優れているので、モルタルやコンクリートの中性化防止に役立つ機能も備えています。
さらに、下地との密着性にも優れているため、塗装後の塗膜の剥がれといった劣化症状を軽減する事ができる塗料になります。
パーフェクト サーフ同様に、塗料のキメが細かいので、上塗り塗料の吸い込みが少なく、仕上がりに優れているため、上塗りを美しく仕上げることができます。
「パーフェクト フィラー」の商品説明をご覧になりたい方は、こちらをクリック
「パーフェクト トゥルーマット」を使用した施工事例
弊社が、「パーフェクト トゥルーマット」を使用しました施工事例になります。
・札幌市北区 N様邸
外壁の種類: モルタル壁 / 砂壁仕上げ ※ 住宅メーカー「ジョンソン ホームズ」施工住宅
下塗り塗料: パーフェクト サーフ
(施工事例をご覧になりたい方は、こちらをクリック。)
・札幌市豊平区 B様邸
外壁の種類: モルタル壁 / スタッコ仕上げ
下塗り塗料: パーフェクト フィラー
(施工事例をご覧になりたい方は、こちらをクリック。)
・札幌市西区 集合住宅
外壁の種類: 窯業系サイディング
下塗り塗料: パーフェクト サーフ
こちらの集合住宅は、パーフェクト トゥルーマットを使用した施工事例ではなく、日本ペイント「パーフェクト トップ」のつや消し塗料を使用した施工事例になります。(イメージとしてご参照ください)
※パーフェクト トップは、日本ペイント「パーフェクト」シリーズの上塗り塗料になります。パーフェクト トゥルーマットと同じ水性ラジカル制御形塗料で、高耐候性があり、防藻、防かび機能があります。
「パーフェクト トップ」の商品説明をご覧になりたい方は、こちらをクリック
最後に
この度、ラジカル制御型ハイブリット塗料を、弊社が皆様方に是非お知らせしたいと思いました経緯は、私たちがこれまで施工させていただいた多数の塗装現場、様々な塗料の仕上りの経験を通してきました中でも、ラジカル制御型塗料は、シリコン塗料他、従来使われてきました塗料に比べましても、非常に優れた仕上りと耐久性を強く実感したためです。特に、深みのある美しい質感は、実際にラジカル制御型塗料を使用して塗装工事の施工させていただいたお客様からも非常に高く評価していただいております。お客様からも実際に、「期待以上の仕上がりに満足しています」とお声をいただいております。ですので、是非、ラジカル制御型塗料の魅力的な特徴や耐久性を皆様方に、広く知っていただきたいと思いましたので、今回のブログでお伝えする事に至りました。
塗料の価格においては、シリコン塗料と比べて若干高めの設定ですが、その性能と耐久性を考慮すれば、長期的に見てコストパフォーマンスが非常に高い塗料です。そのため、塗り替えの頻度を抑えられ、メンテナンス費用の負担を軽減できるのも大きなポイントです。
ラジカル制御型塗料は、今後塗装の新しい基準として広く普及する可能性が高いと感じており、これから御自宅や御社の塗装をご検討されている方々には、この塗料を選択肢の一つとしてご検討いただければと思います。
今後もお客様にとって有益な情報をお届けできるように努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
「パーフェクト トゥルーマット」公式サイト
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